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シズク忍法帖・その弐 

 
「まったく……もう少し辛抱しなさいと言ったでしょう」
「ひゃんっ……す、すみません……カスミ姉さま……ゆ、許してくださいませ…」
 湯気の立ちこめる風呂場に、少女達の声が響く。
 綾瀬の里にある温泉街は、多くの旅人を泊める旅籠が多い。ここもまたそうした場所の一つ。
 べそをかいて許しを請う妹分の姿は、愛くるしく、同情を誘うものでもあった。同性のカスミにすら立場を忘れさせ良からぬ感情をいだかせるその様は、まさしくシズクが持って生まれた天賦の才と呼んでも良いのかもしれない。
「カスミ姉さま…ぁ、お許しを……」
「ダメです」
 誘惑を振り切るようにきっぱりと首を振り、カスミはシズクの白い肌をやわやわと揉みしだく。まだ膨らみきっていない蕾のような瑞々しい胸と、産毛がうっすらと覗くなだらかな秘所。慎ましやかな秘裂は、いまだ初々しく閉じ合わされ、乙女の純潔を示している。
 そして、その上にふんわりと膨らんだ下腹部。
 自分もまた、緩やかに膨らんだ下腹部を持て余すように洗い椅子に腰を下ろし、カスミはシズクの裸身を後ろ抱きにしていた。
 あれからさらに時が経ち、カスミの腹はさらに幾分か膨らみを増したように見える。少女の華奢な体格もあって目立ちにくいが、赤子で言うならば孕んでからもう六月は過ぎているようだろう。
 自然に形作られた滑らかな少女の肌は、まるで本当の孕み女のようで、それが人為的に造りだされたものだとは信じられないほどだった。カスミの修めた“秘術・秘水の堰”の賜物である。
 それに比して、シズクの下腹部は幾分張りを失い、また奇妙な凹凸を作りだしていた。朝の時分には、カスミほどとは言わなくとも十分に着物の上からでもその膨らみが解るほどであったのに、今はこうして素裸になってやっとそれが判別できる程度である。
「まったく……あんなことで漏らしてしまう人がありますか」
「だ、だってカスミ姉さま……あ、あんな格好で、ずっと木の上にいたら……し、辛抱できません……っ」
 カスミとシズクは山越えの際に、後を尾けてきた濁水の里の忍びを撒くためにわざと街道を外れ、獣道に分け入った。道に迷ったふりをして敵を深い森の中に誘い込んで道を見失わせ、その間にゆっくりと街道に戻って旅を続けたのだ。
 上手くゆくかどうかは五分五分の賭けだったが、追手は具合よくカスミの術にはまり、すっかり森の奥に迷い込んだ。あの分では数日は出てくる事は叶わぬだろう。ここしばらく気に掛けていた監視を撒くことに成功し、カスミは肩の荷を下ろした気分だったが……その最中に、シズクはとうとう我慢をしきれず、腹を膨らませていた小水を漏らしてしまったのだった。
「ああっ……お願いします、姉さま……か、厠へ……さ、させてください……、も、もう我慢できませんっ……」
「何を馬鹿なことを言っているのです。こんなにおなかをへこませているというのに。シズク、これではいつ誰が私達の正体に気付いてもおかしくないのですよ」
 甘えたことを口にする妹分に厳しく言いながら、カスミはかたく強張ったシズクの下腹部をやわやわと揉みほぐす。カスミの細い指先が瑞々しい肌に食い込むたび、シズクは可愛らしい悲鳴を上げて身体をよじらせていた。
 幸いにして、シズクも最後まで自制を失う事はせず、厳しい鍛錬を積んだくのいちの理性で放水を塞き止め、全ての小水を漏らししてまうこうとはなかった。しかし一度に半分近くも溜め込んだ尿意を解放し、少女の腹はおおきくへこみ、また形も崩れてしまったのである。
 なだらかな腹の中に一部、ぽこりと突き出した凹凸。これではとても赤子を孕んだ娘の姿ではない。しかも一度排泄の誘惑に身を委ねてしまったためか、シズクは激しい尿意に襲われ続けているのであった。
「ね、ねえさまぁ……」
 まるで蕩けたように甘い声をあげるシズク。まるで修行のなっていない妹分に内心呆れつつも、カスミはシズクの下腹部を丁寧に撫でさすり、暴れ回る尿意をなだめ、落ち付かせてゆく。
「で、出ちゃう……っ」
「そのようなだらしないことを言わずに、息を整えなさい。おなかの中を意識して、熱く大きなものを抱えこむように感じるのです。……ほら……吸って、吐いて……吸って、吐いて……」
「は、はーっ、はーっ、ふぅーっ……ぁああっ、駄目、駄目えっ」
「もう、我がままを言わないの。楽になりたかったらきちんと言うことを聞きなさい!」
 言いつけに従おうとしながらも、膀胱の入り口近くを刺激されそうになると、シズクはカスミの手をきつく握り締めて抵抗した。いくらか漏らしてしまったとは言えども、そこいらの娘とは比べ物にならぬほどなみなみと小水を溜め込んでいるのだ。普通に考えれば触られるだけでも辛いのだろう。
 だが、一度我慢を失って排泄に転じた膀胱は膨張から収縮へと作用を変え、その中身を絞り出そうとし続ける。カスミはそれを揉み解し、緊張を解くことでシズクの感じている爆発的な尿意をやわらげ、また以前のように大量の小水を溜め、少女の下腹を孕み女のようにふっくらとやわらかに膨らませることができるようにしているのだった。
 これもまた秘術・秘水の堰のひとつである。
「ぁ……ぁう……」
「そう、身体を楽に。息を深く……いいですよ、シズク」
 やがて、荒く浅かったシズクの息が、ゆっくりと落ちついたものに変わってゆく。固く強張り、不自然に突き出していた下腹部はなだらかに収まり、自然な膨らみを取り戻していた。
 もっとも、シズクが漏らしてしまった小水の分だけはどうしようもなく、少女の腹の膨らみは今朝の宿を経ったときよりもかなり慎ましやかなものになっていた。
「どうです、楽になりましたか?」
「は、はい……だいぶ……」
 ゆっくりと脱力した身体をもたれかかせてくるシズクをそっと後ろ抱きにして、カスミはよく頑張りました、と頭を撫でた。
「で、でも……やっぱり、その……まだ、したいです……姉さま」
「シズク。無理を言わないの。そのように弱音ばかりで、里の恥ですよ? 少しは情けないと思いなさい」
「う、ぅう……」
 また俯く泣き虫の妹分にこっそりと溜息をつきながら、カスミはようやく落ち付いたシズクの下腹を確かめるようにそっと撫でる。
「こんなにへこませてしまって……」
「ご、ごめんなさい、カスミ姉さま……」
 森を引き上げる時、シズクが堪えきれずに漏らしてしまった分はおそらく5合近くにも及ぶだろう。あれだけ派手に小水を撒き散らし、よくも追手に気付かれなかったものだ。思い返してみれば随分と綱渡りだったことに気付き、カスミは自分の気も緩んでいた事を自制する。
「幸い、ここの温泉は飲んでも身体に良いと聞いています。出してしまった分、きちんと飲んでおきなさい」
「え……!? そ、そんな……む、無理です」
「無理ではありません。……ほら、聞き分けの無い事は言わずに飲みなさい。手伝ってあげますから」
「あ、んっ、んんぅっ……」
 カスミは湯船の側を流れ落ちる泉を手にすくうと、シズクの口元にもってゆく。
 しかし、シズクひとくちふたくちを口に含むと、やはりそれ以上は無理というように首を振ってそれを拒絶した。
「やっぱり、の、飲めませんっ……せ、折角落ち付いたのに、またすぐにしたくなってしまいますっ……お許しください、姉さまっ」
「仕方ないですね……」
 カスミは吐息と共に清水に口を付けた。冷たい流れをたっぷりと口に含むと、そのままぼうっとこちらを見上げるシズクを抱き締め、そのふっくらとした小さな唇に舌を差し入れる。
「んむぅ!?」
「ん……ん、んっ……はっ」
 暴れるシズクだが、カスミの舌戯はまたたくまにその抵抗を解きほぐしてしまう。緩んだ妹の口にそっと清水を流しこみ、息をついてはもう一度水を口に含む。
「は……むっ……」
「んんっ……」
 舌と唇でうながすように、カスミは丁寧に、丹念にシズクを慈しみながら、口移して清水を飲ませていくのだった。





「はぁ……」
 とろん、と力を失ったシズクが湯船の淵に腕を乗せ、頭を傾けて呆けている。
 たっぷり一升近く、口移しで湧水を飲まされて、少女は熱とその冷たさに参っているらしい。この温泉の湧き水は身体の不要な成分を排出する役にも経つという。急場しのぎには違いないが、一晩もすればシズクの腹にはまたたっぷりと小水が仕込まれるだろう。あとは夜の内に寝小便などさせないように気を付けていればいい。
(……良し)
 すっかり骨抜きになった妹分を尻目に、カスミはそっと膨らんだ腹の具合を確かめ、慎重に頷くとつい、と風呂場の隅に歩いていった。
 湯船から溢れ出す豊富な湯が流れ落ちる、排水溝へと脚を広げてしゃがみ込む。
「んんッ……」
 カスミの形の良い眉がひゅっとひそまり、小鼻が小さく膨らむ。
 シズクよりは幾分育ちはしているものの、やはりカスミのそこもまだまだ成熟には程遠い幼さを残している。そのためまるで本当の赤子を孕んでいるかのごとく形良く膨らんだ下腹部は、どこか背徳的なものを感じさせた。
 大きく開かれた太股の付け根、少女の形の良い恥丘が潤み、しとりと雫がこぼれおちる。今朝から禁じていた排泄が、ゆっくりと始まろうとしていた。
「んぅ…ふぅっ」
 秘水の堰は、単に小水を堪えて腹を膨らませるだけではない。本来子宮がつくる胎内の膨らみを、小水でおおきく膨らんだ膀胱で形良く再現し、それを美しく保つ術が欠かせない。
 堪えすぎれば当然その形も醜く崩れ、またそうはならなくともわずか数日でみるみるうちに腹が大きくなってしまう。赤子がそんなに急速に成長するわけはないため、こうして日に数度から数日に一度、適切な量の排泄を行なって腹の形と溜め込んだ小水の量を調整してやる必要があった。
「んぅっ……」
 びくり、とカスミの背筋がくねる。
 耐えに耐えてきた排泄をわずかなりとも許すことで、まるで天上の愛撫を受けているかのような快感を感じているのだ。
 くのいちの常として色香の術は身に付けているものの、まだ男に抱かれたことの無いカスミだが、この瞬間の心地よさだけは知っている。秘水の堰がもたらすこの快楽にひとたび夢中になると、男女の交わりなど掃いて捨てるようなものだと――先輩のくのいちに教えられていた。
(で、出そう……)
 長い長い時間を耐えてきただけあって、カスミの秘所はかたく戒められ、すぐに口を開きはしない。だが少女の秘所が桜色の花片を綻ばせて緩むうち、ぽたぽたと内腿を雫が伝って垂れ落ちる。
 カスミの腹に溜めこまれた雫は、まるで甘露のごとく滴って、湯気に混じってかすかな甘い匂いを漂わせた。
 その時である。
「ね、姉さまっ……」
「な、なんです?」
 ふと振り向けば、シズクは声を絞り出すように熱く火照った視線を、カスミに向けていた。カスミも唐突のことに驚きながらも、折角緩みかけていた股間を鉄の意志で再び引き絞り、わずかに頬を赤らめて立ち上がる。
 いかに同じ女、姉妹同然に育った身であっても、用を足すところをまじまじと見られるのは具合が悪い。
「どうしました、そんなにじっと見て……はしたないですよ」
 恥ずかしさをごまかすためにそう叱責するも、シズクはもぞもぞと肩を動かし、湯船の中にちゃぷちゃぷと波を立てる。その仕草ははっきりと、湯船の中で股間を握り締め、とても耐えられないというように腰を使っていることを知らせていた。幼いくのいちはどこか情欲にも似た色香を漂わせ、物欲しそうな視線でカスミを見つめている。
「ね、ねえ様ばかり……お小水、できるなんて、ず、ずるいです……」
「何を言っているのです。自業自得でしょう。貴方はもうあれだけ漏らしているんですよ?」
「で、でも、わたしが我慢してるのに……っ」
 どうやら、シズクはカスミがわずかなりとも用を済ませようとしているのを見て、また辛抱できなくなったらしい。
 肉体だけでなく精神の限界まで絞り上げられる限界寸前の尿意に晒される状態では、些細なことが決壊の契機になりうる。自分ばかりが我慢を強いられ、そのすぐ前で同じく尿意を堪えている姉の排泄を見せつけられれば、連鎖的にシズクもまた小水を漏らしかねない。
 無論、流水の里の忍びとしてそのような素人娘のような真似は許されない筈だが、シズクの様子を見れば、それはとても期待できそうに無かった。
「……わかりました。では今日は私も堪えたままにしましょう」
 本当に参ったものだ、と思いつつも、さすがに妹の切ない瞳で見続けられていれば出かかった小水も引っ込んでしまう。諦め気味に口にした言葉はカスミの腰をわずかに震えさせ、それの数倍シズクの股間の先端を熱く疼かせたのだった。



(初出:旧ブログ書き下ろし 2007/09/28)

 
[ 2007/10/13 10:18 ] 小説 | トラックバック(-) | コメント(-)
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