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社会見学バスの話・30 羞恥の高速道路3 

 バスを降りるのは愛理にとって屈辱の決断だった。
 厳しい躾の元で育った愛理にとって、トイレ以外で用を足すなんて、絶対にあってはならない事のはずだ。いや、そもそも普通の女の子であれば2年生にもなってバスの物陰でおしっこなんて、よっぽどの事がなければするべきではない。
 だが――今はまさに、その『よっぽどの』事態だ。
(――だ、だって……バスの中で……なんて……っ)
 虚栄心に縋って最悪の事態を迎えるよりは、むしろ一時の恥であっても受け入れなければならない。そんな崇高な決意のもとに、愛理はバスを降りる9人の少女の中に加わった。
 彼女の周りに座っていたクラスメイト達は、クラス一番の『お嬢様』が、まさかこんなところでバスを降りてオシッコをしに行くなどと思いもよらなかったか、少なからず驚きを見せていた。中には愛理の行動を性質の悪いジョークだとでも思ったのか『またまた、冗談きついよ』などと笑い飛ばそうとした者までいた。
(皆さんの前で、お、粗相……なんか、してしまうわけには……いきませんもの……っ!!))
 そんな彼女たちを振り切って、愛理はバスを降りたのである。
 既に愛理のトイレ我慢が限界に達していることは白日の元に晒され、清楚でおしとやかな『お嬢様』が、お外でオシッコを始めているのはクラスメイト達の知るところとなっている。理想のお嬢様であることを放棄した愛理の背中に明らかな軽蔑や、失望をぶつけてきた友人たちも少なくない。
 だが。
 恥を忍んででも、最悪の事態を避けるべく行動に出た彼女の決断は、決して謗られてはならないものだ。
 そんな愛理を――運命は最悪の形で裏切ったのである。
「ぃ、いやぁ………いやああぁあああああっ!!!」
 皆に遠慮するように、列のいちばん最後――バスの車体の一番端でオシッコを済ませようとした愛理は、一番最初に動きだしたバスの陰から押し出されることになった。
 あろうことか。まさにオシッコを済ませるその直前の姿を――同性からも目を引く、優美で淑やかな少女が、道端にしゃがみ込んでオシッコを済ませようとしているその瞬間を。
 大勢の男性達に見られることになってしまったのだ。まさに放水を始めた瞬間の股間を、激しく噴き出す乙女の羞恥の熱水の迸りを、衆目に晒す結果となってしまったのである。
 反射的に足を閉じ、下腹部を震わせ排泄孔を締め付ける愛理。
「っ、んぁっ、はぁ……ぁあっ……!!」
 膝を揃えたまま蹲ってしまった少女は、強烈な尿意と羞恥に動くことも出来ず、その場に座り込んでしまう。両足と手で押さえこんだ剥き出しの股間からは、なお激しく水流が滴り落ちる。一旦排泄の準備を終えて開いた乙女のダムの水門は、そう簡単に締まらないのだ。みっともない水流は幾筋にも別れ、スカートの裾や下着を水浸しにして、なお太腿と膝を伝い、地面に溢れる。
「ぁ、だめ……だめ……っ」
 熱い吐息とかすれた声が、小さくか弱い否定を繰り返す。
 けれどそれではしたない、お粗相の事実まで消えうせるわけもない。ぶじゅ、じゅじゅっ、と外見に似合わぬ下品な排泄音を響かせながら、『オモラシお嬢様』となってしまった愛理は整った眉をひきつらせ、朱に染めた顔を地面に向けて、髪を振り乱すようにかぶりを振り続けた。



 アスファルトに広がる頼子の水たまりのすぐ隣で、鏑木小枝は苦悶していた。
 小枝は陸上部に所属する2年生のエースの一人で、トラック競技では県大会に出たこともある陸上の選手だった。ボーイッシュな外見と爽やかな性格で、下級生のファンも多い。
 けれど3時間にも及ぶバス内の監禁によって、陸上部のエースの姿に見る影はない。鍛えた下半身は、無残に尿意を堪えることだけに集中し、がくがくと震えるばかり。余計な脂肪のないすらりとした肢体は、その分熱を溜めておくことには不向きだった。加えて、普段から運動を欠かさない健康的な少女の身体は代謝にもすぐれ、非常に効率よく、体内の不要成分を排出する能力に長けているのだ。
「うぁ……ぁ、や、やだ、ぁ、ち、ちがっ、も、漏れ、ちゃ。っ」
 陸上で鍛えられた下半身がきゅうっと股間の水門を締め上げる。しかし、小枝が喘ぐたび、均整のとれた乙女の肢体の中で、目を引くほどにせり出した下腹部が大きく揺れ動くのだ。
 ネコ科の肉食獣のように洗練されたフォルムの、鍛えられた小枝の下半身――そのなだらかな下腹部の一部、ちょうど脚の付け根からおヘソの裏あたりまでが、明らかに身体の外側にせり出している。少女の小さな身体を歪ませるほどに、小枝の溜めこんだ尿意は凄まじいものであることが、一目で知れてしまっていた。
 他の少女達が密かに慎ましやかに身体の内側に溜めこんでおける尿意は、小枝にとっては腹筋で押さえこんでおかなければならないものなのだ。尿意の元をぱんぱんに詰め込んで膨らんだ膀胱は、主人の意志を無視して無理矢理に中身を絞りだそうとする。
 結果、

 ぷっ、ぷしっ!! ぷししゅっ!! 

 日々のトレーニングで発達した内腿の筋肉で細く締め付けられた排泄孔を、高い水圧で噴き上がったオシッコは、まるでスプレーのように、強く、小枝子の足の間か噴き出す。下腹部の内圧と、出口の水門を締め付けた括約筋がちょうどノズルのような働きをし、水流はしゃがみ込んだ小枝の前方、2m近くも前の地面に激しく噴きつけられる。

 ぷしっ、ぷしぃいいっ!!

「ぁ、だめ、で、るな、出るなぁああッ……!!」
 激しい水流は、アスファルトの路面を強く波打たせ、泡立ちながら茶色の濁った泥色の水たまりを浮かばせてゆく。ちょうど高圧洗浄をするかのように、小枝子の強力なオシッコの水圧が、高速道路の路面を洗い流したのだ。
(ち、ちがう、ちがうから、これ、こんなんじゃ、ない、からっ……普段は、もっと、ちゃんとできるのにっ……!!)
 小枝の本来の排泄――きちんとリラックスして、トイレの中で便器を跨いでのオシッコであれば、こんなみっともない様を晒す筈がない。よく振った炭酸のペットボトルを開けた瞬間のような、強烈なオシッコの噴出で地面を洗い流しながら――小枝はこみ上げる羞恥に顔を覆ってしまう。
 ますます緊張と焦燥で下半身はこわばり、なお激しい勢いと、長い距離でオシッコが断続的に地面を直撃する。アスファルトに孔でもあいてしまうのではないかと本気で心配したくなるほどに。



「ぁああっ……いやぁあああ!!」
「あ、ダメ、止まって、止まってぇえ!!」
「見ないでよぉ……お願い、見ないで……っ」
 9人の少女達は、遮蔽となっていたバスの車体を失い、懸命の我慢も空しく次々に恥ずかしい音を響かせてアスファルトの上に激しい水流を噴射させてしまう。
 丁寧にオシッコの準備を終えたためにダムの水門は開きっぱなしに近い状態となり、いくら手で押さえこもうとしても、勢いよく噴き出す暖かい水流を遮ることはできずに、手のひらで直接受け止めてしまうような状態だった。がくがくと腰を浮かせ、下腹部を波打たせ、激しく身をよじりお尻を振って身体を上下させる。
 脚の付け根を握り締めた両手の指の間から、泡立ち溢れ落ちる黄色い雫が、ばちゃばちゃと路面に叩きつけられる。
 佳奈の、頼子の、愛理の、小枝の――9人の少女達の股間の先端部分から噴き出すオシッコは、アスファルトに大きく水面を広げ、隣の少女の足元まで飛び散ってゆく。お互いの作り出した水たまりと触れ合って一つになる、大きな黄色い湖の中――
「だっ、駄目よぉ!! 待って!! 待ってえ!! ぁああーんっ、置いてかないでぇえ!!!」
 無残にも女の子の放水の瞬間を衆目に晒されてしまった教え子達を余所に、しかし彼女たちを一番案じてやらなければならない筈の立場の『クラス担任』――清水蓉子の視線は、先へ行くバスの車体に釘付けだった。
(こっ、こんなトコロに置いていかれたらっ、どどっ、どうやって、おトイレまで、行けばいいのよぉっっ!!! あぁーーんっ!!)
 目の前の生徒達を放り出して、蓉子はよろよろとバスを追いかけ始めた。
 タイトなスカートの腰を不格好に振り立て、お尻を大きく突き出して――靴のかかとを激しく打ち鳴らす、羞恥のステップを踏みながら。
 じゅんっ、じゅじゅじゅうぅ、と腿の間に広がる熱い刺激が、下着を大きく濡らすのを感じながら――体面をかなぐり捨てた蓉子は、一人の『オンナ』となって、己が欲望のままに走りだした。
[ 2012/08/30 09:00 ] 長編連載 | トラックバック(-) | コメント(-)
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