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雑談スレにての一コマ。 

 
 カチカチと無機質なクリックの音が響く。
 焦るようにブラウザが再読み込みを繰り返し、ページをリロードする。
「くぅっ……んぅっ……」
 ノートPCに向かう机の前で、少女は切なげに身体をよじった。
 マウスは小刻みに震え、それに連動してディスプレイの上のポインタも震えている。少女のもう一方の手は、きゅっと閉じ合わされた足の間に深く差し込まれ、間断をつけてぎゅうぎゅうと股間を押さえつけていた。
「ねえっ、お願い……はやく、はやくしてっ……」
 何度も何度も繰り返されるリロード。だが、掲示板のトップに並ぶスレの順には一向に変化がない。
 忙しなく絨毯を踏む少女の両足が、ぎゅうっと縮められる。
 それにあわせて椅子が軋み、小さく音を立てる。揺すられる腰の動きが少女の切羽詰った尿意を雄弁に物語っていた。
「だれか、答えてよぉっ……お願いだからぁっ……」
 一向にレスのつかない自分の書き込みをじっと凝視しながら、少女はこみ上げてくる熱いうねりに耐える。
 長時間酷使された括約筋は既に麻痺をはじめ、ひくひくと痙攣を繰り返していた。
 きゅぅんと疼く下腹部の収縮を感じながら、少女は狂ったようにリロードを繰り返す。

 6:トイレに行ってもいいですか(1)

 夕方から続いている我慢の末、尿意に耐えかねて少女が立てたそのスレッドは、レスがつかないまま2時間が経過しようとしていた。
 ゆっくりと沈み始めてゆくスレを前に、少女は石のように張り詰めたお腹を必死にさすって、尿意の波をやり過ごしながら限界まで溜まりに溜まったおしっこがおとなしくなってくれるように祈り続ける。
「気付いて、よぉっ……」
 このままでは誰にも気付かれないまま最新20スレから落ちてしまうかもしれない。だが、もう一度ageてしまえば自作自演だと疑われて、ますます誰にも相手をしてもらえなくなるだろう。
 日付が変わって、IDが変わるまであと1時間以上。
 最低でもそれまでは耐えなければならない。お昼前から一度もトイレを許されていない少女には、あまりにも酷な期限だった。
「……はぁ……んっ…」
 カチカチカチカチ、カチカチカチカチ。
 クリックの速度が速すぎてブラウザの読み込みが追いつかない状況だった。空白のページを前に、それと同じ速度で少女の前押さえと我慢のステップは激しさを増す。
「……でちゃう……もう、でちゃうぅ……っ」
 猛烈な尿意を捻じ伏せて、必死にレスを求める少女。
 そしてまたひとつ、少女のスレッドは沈んでいった。





 クリックの音の変わりに、椅子が軋む音だけが響いていた。
 スレッド順に変動はなく、誰の応答もない。開きっぱなしになったブラウザには、もう何時間も前から変わらない>1 の書き込みが張り付いている。
「ぁ……ダメ、ぇ………」
 少女の両手は足の間に差し込まれたまま、股間をぎゅうぎゅうと揉みしだき、かたくかたく水門を塞いでいる。そうしていなければ、絶え間なく襲ってくる尿意の津波を押しとどめることはできなかった。


1 名前:名無しさん@おもらし中 投稿日: 2005/12/06(火) 22:59:18
  おしっこが、漏れそうなんです。
  お願いします、トイレに行ってもいいですか。


 その書き込みに、了承を与えるレスはない。
 あれから一体、何時間耐え続けたのだろう。猛烈な尿意に圧倒され、股間から手を離すこともできない少女はレスを確認することもできずにいた。
「はぁっ……はぁっ……」
 熱い吐息がディスプレイを曇らせる。
 膀胱の許容量を遥かに超えて詰め込まれたおしっこが、少女の小さな身体を際限なく責め苛んでいた。
 ふいに、少女の下腹部がきゅぅんと収縮する。
 その感覚そのものは、もう何十回となく感じていたものだったが――それによって引き起こされた結果は違っていた。
 脚の付け根に走るじんじんとした痺れ。
 股間にじわりと広がった熱い感触に、少女は慄然となった。
「……ぁあああっ、や……お、しっこ、でちゃううう……っ」
 崩壊の始まったダムがその隙間から次々に中身を溢れさせる。少女は必死に腿を締め付けて抗おうとしたが、もはや怒涛のような流れは止まらなかった。緩み始めた少女の股間で、じゅじゅじゅじゅっと噴き出した水流が激しく布にぶつかる音が立つ。
「いやぁ……だめ、でないで。でちゃダメ……くぅううっ!! まだ、誰もおしっこ、行っていいっていってくれて、ないのに……!!」
 股間を握り締めて、少女は椅子の上で身を折りまげる。
 それでも爆発する尿意は収まらない。

 じゅじゅじゅ、ぶじゅっ、じゅじゅじゅじゅじゅぅううっ!!

「やだ、やだよぉっ…!! …でないで……おしっこ…でちゃ、ダメ……ぇ」
 椅子の上で始まった大洪水はあっという間に少女の下着を汚してお尻全体を侵食した。少女が小さな身体で絶え続けたおしっこの量は膨大で、瞬く間に椅子の上にも収まりきらなくなり、絨毯の上へとあふれ出す。
 脚を伝い落ち、靴下を濡らし、こぼれ落ちる奔流は少女の部屋に広がってゆく。
 少女のしゃくりあげる声が響く中、
 スレッドはいつまでも応答のないままだった。



(初出:千夜一夜~ベリー・ショート・イマジネーション~ 222-223 2005/12/06)

 
[ 2007/10/12 11:40 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)
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