FC2ブログ



スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

入院中の女の子と看護師さんのお話 

 ツイッター投稿より加筆再録。
 実在の職業とはかんけいありません。




 足を骨折して入院することになった女の子。
 幸い手術はしなくてすんだものの、ベッドから起き上がることができず、トイレにも立てない。看護師さんには何かあったら呼んでくださいねと言われているけれど、恥ずかしくてそんなことは言えなかった。尿意はどんどん強くなり、必死になって我慢する。それでもついに限界になり、パジャマの脚の付け根を激しく前押さえ。
 面会はなく、病室は個室。危機を脱するには目の前のナースコールを押すしかない。けれど、押し寄せる尿意の波に股間から手が離れない。
 涙を浮かべて必死に堪える女の子。緊急事態を知らせるナースコールは目の前だ。けれど、でも。羞恥は膨らみ、指先が止まる。これは看護師さんに「オシッコがしたいです」と知らせるためのスイッチだ。おしっこが我慢できないので、おトイレの手伝いをしてくださいと、白衣の天使を呼びつけるものに他ならない。
 おしっこしたいなんて知られたくない。我慢できないなんて聞かれたくない。顔を赤くして、枕を噛み、パジャマの股間を握り締め。羞恥と躊躇の挟間で、下着にはじわじわと黄色い染みが滲んでゆく。
 ついに押されたナースコール。ちょっと間をおいて駆け付けてきた看護師さんに、真っ赤な顔で俯き、消え入りそうな声で「ぉ、おトイレ……もれちゃう……っ」と訴える女の子。「……オシッコ?」看護師さんに訊ねられ、消え入りそうに小さくなってうつむく。
 けれど。個室の外のトイレまで連れて行ってもらえると思っていた女の子は、パジャマと下着が脱がされて悲鳴を上げる。
 剥き出しになった股間を隠そうとする女の子を制し、看護師さんはベッドの上の女の子の股間にガラス製の容器をあてがう。白い肌の、なめらかな未発達の少女の曲線に、ぴったりと合う排泄のための器具。シビン。
 検査のため、おしっこも調べなければならないのだという。看護師さんの手によって、小さく閉じ合わされた秘密の場所が押し開かれ、透明なガラスの容器が白い足の付け根に押し当てられる。
 ここで、このままオシッコをしろと。そう言われているも同然の仕打ち。女の子は狼狽し、激しく抵抗をあらわにする。
 けれど、もはや少女の身体のほうは、勝手にオシッコの準備を終えていた。ぐっとあてがわれたガラス器具の内側めがけ、ほぼタイムラグなく激しい飛沫がほとばしる。
 ぶじゅじゅじゅうううう!! 噴き出す黄色い熱水は、泡を立てて透明なガラス容器の壁にぶつかり、跳ね返って飛び散って、じゃぼじゃぼと下品な音を響かせた。我慢に我慢を重ねた、猛烈なおしっこ。股間にあてがわれたガラス容器は、本来だれからも秘密にされねばならない女の子の排泄を、おしっこの瞬間を、間近で見るための器具と変わりない。ベッドから起き上がれずに済ませる排泄は、実質的におねしょとそう大差ない。
 横に置かれたガラス容器の中、泡立つ黄色い濁流はみるみる水位を増してゆく。猛烈に我慢を続けて濃縮され、痛み止めなどの薬のせいで色も濃くなった下品なおしっこ。
 透明なガラスのなか、遮るものなく、女の子のおしっこは続く。様子を見るためという名目で、毛布で隠すこともしてもらえず。女の子はベッドの上に横になった不自然な体制での、羞恥の排泄を強制され続けた。

 ◆ ◆ ◆

 シビンの中に、我慢に我慢を重ねた結果であろう猛烈なオシッコがほとばしる。ガラスの容器の底を叩くのは、色濃く湯気を立て泡立つ奔流。少女らしい羞恥と排泄への抵抗から、この小さなおなかの中に、精一杯我慢を続けてきたのであろう。そのことをはっきりと窺わせるほどに、目の前のおしっこは激しくまた鮮烈だ。
 少女が目に涙を浮かべ、俯いた顔を紅潮させ、肩を震わせ、羞恥と開放感のせめぎ合う狭間で、熱い吐息をこぼす様子の一部始終を、看護師の女性はじっと羨望の眼差しで見つめていた。
 病院勤務の激務の中、折からの人手不足も手伝って、看護師の女性はまったく時間に余裕を持たない。今日、彼女はシフトについてから、まだ一度もトイレに立てていないのだ。
 急遽、穴の開いたシフトの代行を求められ、家からの出がけに最後にオシッコを済ませたのはもう16時間近く前。摂取した水分は全身を巡り、白衣の下腹部は長時間の我慢で煮詰められた特濃オシッコでパンパンになっている。
 その量、推定で1リットル以上。
 酷使されつづけた括約筋は熱く疼き、はりつめた膀胱は鈍く痛む。我慢し続けたおしっこは、まるでたっぷり水を吸った砂のように重い。
 おしっこの出口を、閉じ合わせた太腿でぎゅっと押さえこみ、女性看護師は白いタイツの膝を何度も何度も擦り合わせる。すりすり、もじもじ。きちんとした大人として、清潔な病棟で勤務する白衣の天使として、前押さえなんかできるはずがない。精一杯、けれど心からの我慢の仕草。
 けれどシフトは残り2時間。まだお仕事はぎっしりと詰まり、激務の中で排泄は許されないのだ。
 あまりにも目の毒であると分かっていながら、女性看護師は目の前の光景から目が離せない。鮮烈なまでに目の前で繰り広げられる、盛大で激しい少女のオシッコ。限界我慢からの開放感に震える少女の顔は、羨望にすら感じられた。
 これは検査のために必要なことで、決してそんな目的ではないはずなのに。看護師はあえて、毛布などを使って少女の排泄から視線を遮ってやることをしなかった。
 ちゃんと、おしっこするところ、見せて頂戴。無情な宣告に俯く少女の顔が、みるみる赤くなるのをじいっと見つめ。羞恥に歪む少女の顔に、ほんの少しだけ、悪魔めいた昏い嗜虐心を満足させて。
 白衣の天使の仮面の下で、こっそりと哀れな少女を責めさいなむ。
 同時に、白衣のスカートの下で腰が揺れ動く。たぷん、たぷんと恥骨の上のダムが揺れる。
 早く私もオシッコしたい。早く楽になりたい。苦しむ自分を置き去りに、排泄欲求を解消してゆく少女を、羨望と、嫉妬で見つめながら。
 白衣の天使は、その脆くも妖しい仮面の下で葛藤する。
 今すぐ、自分の白衣のスカートをまくり上げ。少女からこのシビンをもぎ取って、タイツと下着を引き下ろした自分の恥ずかしいところを押しつけて。
 その中に、自分を苦しめるオシッコを残らず噴射、注ぎ込んでしまいたいという、下卑た欲望が、女性の瞳に妖しく揺れる。
 天使と悪魔、ふたつの相反する感情がせめぎあう中。
 必死に、懸命に下腹部の衝動を堪え、葛藤の中、女性看護師は激しく身もだえと足踏みを繰り返す。



 (初出:@kurogiri44 ツイッター 加筆修正)
[ 2015/05/03 13:26 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)

我慢しながら掃除・2 

ツイッター連載風味に短く区切ったらどうなるかと思った実験作。
シチュエーションは某AV(牛乳浣腸モノ)を参考にしました。





殺風景な体育館は、梅雨時特有の湿った匂いを籠らせていた。
壁際に並ばされた少女たちは、皆落ち着きなく身をよじり、小刻みに足踏みを繰り返す。衣擦れの音や喘ぎ声を抑え、こぼれそうになる弱音を飲み込む少女たちは皆、表情に疲労の色を滲ませていた。



頭上の時計を見れば、時刻は20時を過ぎている。夏場といえど窓の外はすっかり暗くなり、かすかに響く霧雨の雨音。少女たちの年齢を考えれば、すぐにでも家に帰らせねばならない時刻。しかし少女達はいまだ、解放される様子がない。



「全員、並んで。用意をしなさい!」
ジャージ姿の教師が笛を吹き、床に積み上げられた雑巾を示して鋭く指示を飛ばす。
しかしそうして号令は掛かったももの、少女たちはみな壁のそばにかたまって、顔を赤らめ、ぎゅうっと体操服のまえを押し下げているばかりだった。



そう。少女達は全員、体操服の上しか身につけていない。幼い下半身はスパッツどころか、下着すら身につけることを許されず、まったくの素裸なのだ。下半身においてはそれは徹底され、体育館用の内履きも、靴下すら履くこともなく、素足を強制されていた。



ジャストサイズの体操服は、普通にしているとおへその下あたりまでの丈。当然、女の子の一番大事な部位までは隠してくれない。羞恥心の強い思春期の少女達が、もちろんそれで平気なわけがない。



少しでも肌をを隠そうと、少女達は体操服の前を引き絞るようにして、牛っと引っ張り、脚の付け根を隠そうとするのだが――十分に大きいとは言えない体操服では、前を引っ張ればその分背中側が持ち上がって、今度はかわいらしいおしりが丸出しになってしまう。



「聞こえなかったの! 壁から離れて用意をなさい! いつまでたっても終わらないのよ! それでもいいの、あなたたち!?」
再び強く吹き鳴らされるホイッスル。強い声音の叱責が少女たちを打ち据える。



もしも、他者の視線が紛れ込んでいれば、それだけで大騒ぎになるだろう、あまりにも異常な姿。……しかし、理不尽な要求に声を上げて抵抗するべき少女たちは顔を赤らめ、もごもごと口の中で小さく抗弁するばかりで、反論の声は酷く小さかった。



壁に背中を向け、丸見えのお尻を見えないようにして。体操服の前をきつく握りしめ、少女達は赤く染まった顔をうつむかせていた。思春期特有の、蕾が花開く寸前の禁忌の青い果実。少女たちの発育はまちまちであり、股間にほのかな淡い茂みを覗かせている者もいた。



……それでも彼女達の多くはまだ、穢れ一つなくつややかな白い肌を見せるばかりだ。あどけない表情を羞恥に彩り、困惑と戸惑いの中でうつむきながら、切なげに息をこぼし、細い脚をしきりにモジつかせている。



「はああ……っ」「ぁあっ……」「んっ、あ、だめ、ぇ……っ」
少女たちの身じろぎは激しさを増す。体操服の上から、切なげに下腹部をさすり、たまらないというようにきつく脚の付け根を押さえこむ。



唇を震わせる少女達の下腹部を堅く張りつめさせ、ぱんぱん膨らんだ恥ずかしい液体が揺れる。たぷんと音を立てそうなほどに溜まり切った恥ずかしいオシッコは、今日一日、トイレに入ることを許されずにいた結果なのだ。



幼い下腹部を膨らませてしまうほどに募った尿意のまま、下半身をかばうことも許されずに、少女たちはいよいよ追い込まれていた。



確かに、体育館には異性の目はない。
しかしその代わりとばかり、右に3台、左に3台、都合7台ものカメラが三脚に載せられ、無機質なレンズを少女たちに向けていた。



複雑な電子制御をされているらしきカメラは、まるで意志を感じさせるかのように次々と、壁のそばで悶える少女たちにレンズを向け、照準を合わせてその姿を映像に収めていく。半裸姿の現役の○学生をリアルタイム無修正で捕える、異様なレンズ。



そして、そこから伸びた大きな集音マイク。鳥の巣みたいな大きなマイクは、少女たちのかすかな吐息や、あえぎを飲み込む小さな唇、体を寄せ合わせる衣擦れの音すら、余すところなく拾い上げているのだろう。



増設された強い照明の下、床に広げられた大げさな機材は、まるで未来の機械。有り得ないとは思いながらも、少女たちは匂いや温度まで収集されているかのような錯覚すら覚えていた。



これらの映像機材はただの記録用であるという。収録された映像は全て厳重に管理され、外部に公開されることはないと説明されてはいたものの、それをまともに信じている少女はほとんどいない。



無慈悲に過ちなく事実を記す機械の瞳は、ある意味で、男性の目よりもよほど強烈だ。自分の姿が余すところなくカメラに収められ、記録されてしまうということは、これからずっと、無数の人々に自分の痴態をさらけ出すことに他ならない。



低くうなりを上げながら動き続けるカメラによって、さらに強く羞恥を呼び起こされ、少女たちはますます委縮してしまう。



「んっ……」「はぁあ……っ」「くぅ……っ」
吐息、喘ぎ、かすかな呻き。響く少女たちの声とともに、ぎし、ぎしと床を軋ませる足踏みの音。



少女たちの体操服のゼッケンには、名前やクラス表示はなく、代わりに3桁の数字が記されていた。
数字や並びには一見して規則性は見当たらず、おおよそ三〇〇番代から、上限は七〇〇番代後半といったところ。



概して小柄な少女のほうが数字は小さいようにも見受けられるが、背の高く発育も良い少女が、緩やかに膨らんだ胸で持ち上げるゼッケンが『389』であったりする一方で、低い方から数えた方がよさそうな、野暮ったい黒縁眼鏡の線の細い少女が『743』などという大きな数字を付けていたりもする。



また、同じ番号の少女がいないというわけでもないようだった。敢えて言うならば――数字の少ない少女のほうが、より落ち着きなく体をよじっていたり、激しく太腿を擦り合わせていたり、堪らないとばかりに飛び跳ねていたりといった様子が強く見受けられた。



「どうしたの! はやくしなさい! 終わらなかったら帰れないのよ!! それでもいいの!?」
体育館の隅で、ジャージに袖を通した教師が怒りをのぞかせて叫ぶ。叩きつけられるような大声に、少女達は身を竦ませた。



気が進まないというのも当然だろう、異性の目こそないとはいえ、下半身を覆い隠すものは何もないのだ、少し身動きすれば乙女の大切な場所がちらりと覗いてしまうのは間違いない。むしろちらり程度で済むのなら、まだマシな方だ。



皆、もはや限界に近い状態で、さらに恥ずかしいものを堪えているのだ。このまま下手に動けば、女の子としてありえないほどに、もっとも恥ずかしい姿を晒してしまうのは間違いない事だった。



およそ5分。その間にも刻一刻と募る生理的欲求は少女たちを突き動かすのに十分だった。お互いに顔を見合わせ、少女たちは悲痛な表情でゆっくりと動き出した。片手で体操服の前を引っ張りながら、よちよちとおぼつかない足取りで前に進み、床の端に積まれた新品の雑巾を拾い上げる。



「んっ……」
募るに尿意は下腹部を堅く張りつめらせている。もうしゃがむのも辛いのか、床に置かれた雑巾を拾うのにも小さく呻きをあげ、びくりと身体を緊張させる少女もいる。



下腹部をかばうようにしてもたもたと膝を曲げる者もいれば、延ばした足先で雑巾を引き寄せようとするお行儀の悪い生徒もいた。けれどその誰もが、思うように動くこともできず、かわいらしいおしりを揺すり、なまめかしく腰をクネらせ続けている。



「くぅ、ぅう……ぁあ……っ」
胸のゼッケンに『543』と記された少女は雑巾を掴むや否や、その場に動けなくなって座り込んでしまった。体操服の前ごと腕を脚の付け根に挟み、ぎゅううううっと押さえつける。もじもじとお尻が揺れ、きつく唇が噛み締められる。



「はやく、もたもたしない!」
叱責とともに鋭い笛の音。急かされるように、少女達は苦労しながらも雑巾を手に、体育館の隅へと移動した。動けなくなっていた少女達も、何とか立ち上がり、お尻を突き出しよちよち歩きのアヒルのような格好でどうにか所定の位置につく。



一列に並んだ少女たちを、カメラのレンズが順にねめつける。マイクが角度を変え、床からの反響音を拾う位置へ移動。望遠レンズが伸び、股間を押さえつける少女たちの手をアップに収めた。
「いやあ……」「見ないで、撮らないでよぉ…っ」



右端のカメラが、すでに腿の内側に不自然な汗をかいている『623』番の少女を目ざとく見つけ出した。スクープとばかり他のカメラも首を捻り、集中的にレンズを回転させる。
「っ………」



羞恥に言葉を失い、その場にしゃがみ込んでしまった『623』の少女。体操服の前を思い切り引っ張り、かかとに直接、脚の付け根を押し当てる。息が荒くなり、ぎしぎしと身体が上下。それでもしゅる、しゅうう、とかすかに細い場所を水が通りぬける音を、マイクが拾い上げる。



「――揃ったわね。じゃあ、はじめなさい」
無慈悲な教師の号令が響く。少女達は躊躇いながら、しかしそれには逆らえなかった。恐る恐る、ゆっくりと、体を折り曲げて――床に手をつき、四つん這いの雑巾がけの姿勢をとった。



瞬間。
「っあぅ、っ……!!」「ふぁあ……」「ぁぅううっ……!!」
切なくも甘い声が次々と上がった。



しゅ、しゅう、しゅるるる……いくつもの水音が跳ね、ゆかにぴちゃぴちゃと水滴が散らばる。カメラはいよいよ好奇の視線をむき出しにして、つぎつぎにレンズを切り替えながら、少女たちを片端から映像に取り込んでゆく。



「あ、あっあ…くぅうっ」
片手を突きながら雑巾を握りしめ、もう一方の手は裸の股間、足の付け根を直接、きつく抑え込む。何よりもきつく唇を噛み、危険な姿勢のままで猛烈な衝動に耐える、耐える、耐える。



けれど。何も身に付けていない下半身は、わずかな空気のそよぎすら敏感に感じ取り、ぴくんと激しく反応した。漏れそうなオシッコを我慢したまま、まさにトイレに入る格好と同じ状態で、なお猛烈な尿意を我慢し続けているのだ。その苦痛と言ったら計り知れない。



オシッコが漏れそうな下腹部を抱えたまま、手をついて四つん這いになるのはそれだけで、懸命に押しとどめる我慢の均衡を崩す行為だった。雑巾がけの体勢になッた瞬間、抑え込んだ指の間からみるみる黄色い滴があふれ、、しゅるる、しゅううと可愛らしく水流が漏れ出す音が響く。



『397』番の少女もその一人。片手だけ手をついて、もう一方の手で足の付け根を、体操服越しに抑えようとするが――不安定な体勢でバランスも取れず、しかも足を閉じようとするものだから姿勢を保つこともできずに、少女の足の付け根からは我慢しきれずに恥ずかしい奔流が吹きあがる。



「あ、っやあ、出ちゃう、出ちゃ…っぁあああっ」
がくがくと腰を振りながら、崩壊するダムの水門を押さえ込もうとする少女。しかし、下着すら見に付けることを許されぬ下半身は、一旦堰を切った恥ずかしい熱水の噴射をせき止めることは不可能だ。



スタート地点から動くこともできないまま、オシッコを始めてしまった少女たちが、およそ半数。
けなげに雑巾がけを始めようとして腰を持ち上げ、四つん這いになって足に力を入れた瞬間、股間の緊張がゆるみ、はげしくオシッコを床めがけて噴射させてしまう少女もいた。



まるで道路の散水車。、そうやって――床をたっぷり濡らしておくことで、掃除の効率を上げるのだと言わんばかりの姿。思春期の女の子にとって、あまりにも酷な姿は、しかしカメラの望遠レンズで無修正高画質のまま記録されてゆく。



床に勢いよく叩きつけられる黄色い水流は、今日一日我慢を強いられたことをくっきり示すほどに濃いものだ。びちゃびちゃと我慢できずに噴き出し、ホースで水撒きでもしているかのようだ。



高級品のタオルと言ってもまったく違和感のない、白い新品の雑巾が、恥ずかしいオシッコを吸ってみるみる黄色くなってゆく。漏らしたてのオシッコはまだ温かく、床に広がる広大な水たまりと、オシッコの匂いは、さらに少女たちの尿意を誘う。



しかし、これで許されるわけがないのだ。自分自身で派手に汚してしまった床を、床上に広がるクラスメイトのおしっこの水たまりを、彼女達は綺麗になるまで拭き清めなければてしまわなければならない。時間までに綺麗に出来ていなかったら、掃除はまた最初からやり直しだ。



汚いなんて言っていられなかった。体育館のそこらじゅうに設けられたカメラが、少女たちの恥ずかしい瞬間を仔細漏らさず録画せんと動き続けているのだ。この地獄のような時間を、少しでも早く終えるには、必死にオシッコを我慢しながら手を動かすしかない。



羞恥に顔を歪め、耳まで赤くなった少女が雑巾を動かし、床の恥ずかしい水たまりを拭く――そのすぐそばから、また限界を迎えた少女の一人が激しくオモラシをして、床をびちゃびちゃと汚してしまう。一度の崩壊はすぐに連鎖を招き、あちこちで断続的にオモラシが頻発した。



我慢しすぎたせいか、勢いが激しすぎるのか。しゃがみ込んだ足の間から前方へ、1m近くも勢い良く前で飛ぶおしっこは、体育館の床の上に強くぶつかって跳ねる。他の子が漏らして広げたばかりの水たまりに勢いよく直撃し、白く泡を立てるほどだった。



「何をしてるの!! それくらい我慢できないの!?」
「立ち止まらないて動きなさい!! 終わらないわよ!!」
「服から手を離して! きちんと掃除をしていないものには罰を与えます!」



ジャージ姿の教師、指導官の叱責に、少女たちは小さな頬を羞恥に染めながら、雑巾を両手で押さえ、床を拭き始める。この上でなお慎み深く、トイレなどというはしたない欲望に屈しない、乙女たること――それが少女達に求められているのだ。



急いで終わらせよう――そう考えたのかもしれない。脚の付け根に力を込め、雑巾がけの姿勢で走りだした『473』番は、体育館の真ん中までたどり着かないうちに失速し、足をもつれさせて倒れこんでしまう。



手が震え、力を失って思い切り顔から床に突っ伏して。痛いと声を上げる暇もなく、衝撃に、ずっと緊張させていた下半身から力が抜ける。「あ、あっだめ、だめ、出ちゃダメえ!!」お尻を高く持ち上げた格好――ちょうど、女の子の大事な場所が皆に丸見えになる体勢だった。



慌てて手で押さえようとするが、間に合わない。まだ何も生えていない、つるんとした足の付け根、細く綴じあわされた女の子の隙間がプクリと膨らみ、天井にめがけて弧を描くように羞恥の噴水がほとばしる。



ぶじゅしゅうぅうううーーーーっ!!本物の噴水とそっくりに勢いよく波打つ噴水は、薄黄色い飛沫を体育館の真ん中に飛び散らせる。「あ、あっ、あ、あっ」言葉も上手く発することができずに、押さえようとした手にぶつかって、おしっこはさらに大きくまき散らされた。



指の隙間から何本にも分かたれた水流が、少女の体操着にまで降り注いでゆく。びちゃびちゃと吹き上げる噴水の真下で、自分のおしっこの水たまりの中に、少女の身体が沈んでゆく。



『632』番は思い切った行動に出た。ずっと握りしめていた雑巾を直接、足の付け根に抑え込つけるようにして、お漏らしを始めたのだ。どうせ漏らしてしまうなら、それはある意味で効率的な判断だったのかもしれない。



容赦なく噴き出すオシッコを雑巾に吸わせてしまおうと考えたのだろうが――我慢の限界までため込んだオシッコが、雑巾一枚で吸収し切れるわけがない。見る間に黄色く染まってゆく雑巾から、ばちゃばちゃと地面に飛び散ってゆく。



羞恥にあえぎ股間を押さえようとするものだから、手指にも力が入り、黄色く染まった雑巾は握りしめられるばかりだ。たっぷりとオシッコを吸った雑巾を絞っているのと変わらない。絞るそばから女の子の出口から噴き出すオシッコが、さらに濃く雑巾を染め上げてゆく。



時計の針はかちりと動き、カメラが忙しなく身を震わせる少女を捉える。もはや体育館はどこにレンズを向けようと、被写体に事かかなかった。



断ちこめるおしっこの匂いに耐えかね、とうとうしゃがみ込んで自分からオシッコを始めてしまう少女を、脚の間からほとばしる猛烈な水流の噴射から、うつむき紅潮する顔まで、しっかりとレンズに収め、マイクで激しい水流の音すら拾い上げる。



胸のゼッケン――『557』番。屈辱的な検査で完璧に把握されてしまった、乙女の下腹部のダムの許容量、その限界まで貯め込んだ恥ずかしい液体を、残らず床へと噴きつけて。白い手が握りしめた雑巾は黄色く染まって、ぽたぽたと恥ずかしい雫を垂らしていた。




(初出:書き下ろし)

[ 2013/06/09 21:37 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)

路地裏のお話。 


(ヤバい……)
 もう12月にもなろうというのに、汗が首筋を伝う。
 朝が寒かったのでいつもより厚着をしてきたのも良くなかった。コートならぱっと脱ぐこともできるが、タイツはそうもいかず、汗ばんだつま先が靴の中で気持ち悪い。
 気ばかりが焦るものの、思うように歩みは捗らず、行く先はまだ遠い。
 余裕はもう残されておらず、有り体に言って危機的状態、ピンチであった。
 そもそも乙女の慎みとして、こんな事態に陥らないように常日頃から努めておくのは当然であろう。映画みたいなピンチからの一発逆転よりも、そんなピンチを招かないように、普段から気を付けておくことのほうが現実ではよっぽど大切なのだ。
 それを怠ったのだから、文句は言えない。でも、そう気付けるのは大抵は切羽詰まってからのことであり、後悔したって後の祭りなわけで。
 まあ何が言いたいかと言うと、要するに。

 私――佐々木春香は、今とても、オシッコがしたい。

(うぅ……)
 トイレ。比喩抜きで、女の子にとっての人生の重要課題の一つだ。男性諸氏には思いもよらないことだろうけれど、どんな場所でもぱぱっと済ませてしまえる男の子とは違って、女の子にとってのオシッコのお手洗いというのはとても大切で重要で、なによりも必須のものである。
 考えてみて欲しい。トイレの無い場所で丸一日、24時間を過ごさねばならないと言われた時、楽なのは男女のどちらか?
 男の子がそこいらで立ってオシッコを済ますのは、『まあ仕方ない』『そういうもの』として受け入れられるのに、たとえ切迫した事情があったとしても女の子がそんな事をするなんて『はしたない』『みっともない』『恥ずかしい』『あり得ない』のだ。
 そして今まさに、私はその危機的状況にある。
 脚の付け根は痺れるように疼き、尿意からの解放を急かしてくる。一秒ごとに増してくる下腹部の重みを堪えながら、そっと周囲を窺う。
 ひとけの少ない住宅街とは言っても、街中に私の求めているものがあるはずもない。このあたりには公園も学校もコンビニも見つからない。あるいは私が見落としているだけなのかもしれないけれど、そのために来た道を戻って探し回るような時間の余裕はない。
 一刻も早くトイレを見つけて、そこで緊急を要する用を済ませなければならないのに――そのための場所はどこにも見当たらないのだ。
(んっ……)
 ぶるる、と身体が繰り返し限界を訴える。意識せずに震えだす下半身は、2時間ドラマのラスト15分で崖の上に追い詰められた犯人みたいな状況だ。
 少しでも早くこの住宅街を抜けて、コンビニか何かのある大通りに出ないと――本当に間に合わなくなってしまう。
 とは言えここは天下の往来。あまりみっともない格好は出来ない。本当ならもう、両手でぎゅうっと脚の付け根を押さえる『ママ、オシッコ!!』の格好をしてしまいたいくらいなのだ。
 不自然な内股と小さな歩幅でひょこひょこと歩く私の格好は、相当みっともない格好になっていることは疑うべくもなく。せわしなくかかとを踏み鳴らしてしまう足は、意識せずとも人目につかない薄暗い路地裏のほうへと向いてしまうのだった。
(…………えっと)
 そんな具合だから、『その場所』が目に入ったのもただの偶然でしかなかった。車が一台通れるくらいの細い道の傍ら、区画整備の不具合で出来た、家と家の間のちょっとした隙間。陽の指さない行き止まりの路地だった。
 奥行きはざっと5メートル。今は半分ゴミ収集場のような感じでに使われているらしい。ネットを被ったゴミバケツの陰には、汚れたビールのケースのようなものも積まれており、ちょうど通りからの視線を塞ぐ遮蔽ができている。
 身体を屈めてしゃがみ込めば十分に、周りから見えなくなるだろう。
 都合良く左右の家にも窓は見当たらない。ほんの数分くらいなら、よっぽど運が悪くなければ誰も通りがからないだろう事は明らかだった。まして、こんな路地裏の隅っこをいちいち覗きこむようなことはまず絶対にしないだろう。普段なら気にも留めず通り過ぎていたに違いない。
 まさに、今の私にとって、そのための準備されたようなおあつらえ向きの場所だった。
 我知らずのうちに、手がスカートの前をぎゅっと押さえる。
「………はっ!?」
 じゃり、と。ごくごく自然な動作で、踏みだした脚が一歩前へと進んでいた。
 何のためらいもなくそちらへと向かおうとしていた自分に気付いて、私は慌てて首を振る。かあっと頬が熱くなるのが分かった。
 この、人気もなく静かでひっそりとした、落ち着いてしゃがみ込むのに最適な物陰で、いったい私は『ナニ』をしようとしていたのか。
(……、いや、いやいやいや。待て、落ちつけ私。……いくらなんでもこんなトコでってのはマズイでしょ。乙女としてさぁ。……うん、ない。……ないない。ありえないって!!)
 動揺した頭がぐるぐると意味のない否定の言葉を繰り返す。
 が、その一方で、『ありえない』と打ち消したその思考に従って立ち去ってしまうべき足は、地面に張り付いたまま動かなかった。
(だ、だって、ここって、普通の路地じゃない。ねえ? ……ほら、確かに誰も見てないし、気付かないだろうけど……こんなトコでなんて……女の子としてちょっと終わってるよねえ。まだ、その、もう少しも我慢できないってわけじゃ……ないんだし。第一、紙とかも無いじゃない? ……いや、ティッシュだっても、持ってるけどさ……それはほら、もっと別のところで困った時のための用意だし……)
 いざ意識し出すと、もうそこを『そのための場所』として見てしまうことは止められなかった。一度トイレを目の前にしてしまえば、もう我慢がきかないものなのだ。女の子ってやつは。
 止めたはずの小さな足踏みが再開する。腰をよじってしまいながら、私はその路地裏の中を何度も何度も路地裏の中を確認してしまう。
 無論のこと、だれの視線もない。
 つまり――誰にも見られることなんか、ない。
(そ、そもそも我慢できるとかできないとかそういう問題じゃなくてっ、ちゃんと、とっ、トイレまで、が、我慢しなきゃだめなんだって話で……!! こ、こんな、トコじゃ……だ、誰かに見られちゃうかも、だし……じゃなくて!! 見られるとかいう以前に、ここで、お、オシッコ、しちゃう……なんてのが、絶対にナイって……!!)
 きゅん、と下腹部がイケナイ疼きをあげる。
 幼稚園の子みたいに、我慢がきかなくなっていた。ぎゅっと唇を噛み、踏みとどまろうとするのに――むしろ身体はその正反対に、オシッコの準備を始めてしまう。
 私の身体は、小さな路地裏をトイレと同じ『オシッコを出来る場所』として認識してしまっていた。ただそこに立っているだけで尿意はちりちりと脚の付け根に集まり、鉄壁に保っているつもりだった我慢の心は脆くひび割れてゆく。
 今すぐに、ここに下着を下ろしてしゃがみ込んでしまいたい。
(ち、違うでしょ。ほら!! ば、馬鹿な事考えてないで、ちゃんと、トイレ……探さなきゃ……!!)
 乙女の理性を奮い立たせようと叱咤するが、羞恥心すらもう正常な働きを放棄していた。ずっしりと下腹部にのしかかる重さが、私の足をここに縛り付けているかのようだった。
(っ……だ、だから、ダメだってば……)
 もちろん、ここは本来女の子がおしっこを許される場所ではない。そんな事は分かっている。でも、ここには誰にも気付かれずにこっそりとトイレを済ますための条件は十分以上に揃っているのだ。
 このままいつ見つかるとも知れないトイレを探しだす苦労を思えば、この誘惑はあまりにも抗いがたい。

(……オシッコ……っ)

 例えば、あの、大きなポリバケツ。
(えっと……ちゃんとしていて中がヒビ割れたりしてなきゃ、こぼれないで中に溜まってくれるよね……。蓋すれば、匂いも分からなくなるし……さすがに大きさは十分――というか、いくらなんでもあのバケツ一杯になるくらいたくさんオシッコは出ないって。確かに相当我慢しているから結構な量かもしれないけど……)
 例えば、その隣の、くしゃくしゃの新聞紙。
(紙なんだし、少しくらい水を吸収してくれる、よね? でも、スポンジじゃないんだしやっぱりびちゃびちゃになるかも……それに記事の写真……この前のチャリティコンサートの記事じゃん……うぅ、写真だけど、あそこにオシッコって……やだなあ)
 例えば、横倒しになって転がる空のビール瓶。
(……多分、ずっとここにほったらかしだし、雨とかが溜まったんだって思ってくれるかも……。でも、あんなちっちゃい瓶の口……上手く、オシッコを入るかな……そ、それに、んっ、あ、あの中に全部……入るかな……? も、もしたくさんオシッコ出し過ぎて、外に溢れちゃったりしたら……)
 例えば、丸めてネットに絡み付いたビニールのゴミ袋。
(ん、っと……た、確か、小学校の遠足の時に使った携帯トイレみたいにすれば良いから、何とかなるかも……ああ、でもあのゴミ袋、たぶん穴とか空いてるよね……それに、終わった後も……ここ置いといたら、中身が透けて見えちゃうかも……)
 ゴミ捨て場に転がる何もかもが、オシッコをするための器具に見えてしまう。どうすれば一番オシッコが気付かれないだろう、と想像することをやめられなかった。
 ここは本来、女の子がそんなことをしていい場所じゃないはずなのに。
(や、やっぱり一番よさそうなのはあのバケツ……かなあ。でも、あのバケツにするって、その、跨ぐか、脚を広げて――その、男の子みたいに立ったままオシッコ? うぅ、そんなのやっぱり恥ずかしい……っ)
 どうすれば、ここで一番うまく、オシッコができるか――そもそもそんな事に考えを巡らせる事自体が異常なのだということは、もう思い付けもしないまま。
 わたしは足踏みを続け、足を擦り合わせながら、路地裏でのオシッコの方法を思案し続けるのだった。




 (初出:書き下ろし)
[ 2012/11/25 12:45 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)

中間テストの一コマ 

 お茶を濁す(色々な意味で)。




(はやくっ、お、お手洗い、いきたいっ…!!)
 もじもじっ、くねくねっ
 テーブルを握り締め、椅子の上で激しく足を擦り合わせる六花。ぱんつに恥ずかしい色の染みが徐々に広がり始めている。言うことを聞かない乙女の水門を押さえ込むため、力む上履きの爪先がきつく床を擦り、きしきしとみっともない音を響かせていた。
 真新しい制服のスカートは、プリーツを台無しにするほどの皺が寄り、繰り返される前押さえによって足の付け根に押し込まれている。
 硬く張りつめた下腹部は我慢し続けた尿意でぱんぱんに張り詰めて、今にも破裂してしまいそうにびくびくと震えている。
 あと数分も放っておけば、六花はこのまま教室のまん中で、椅子に座ったままおトイレを始めてしまいそうな様子だった。
(は、はやくっ、はやくうっ……はやくうぅうっ!!)
 六花は押し寄せる尿意に歯を食いしばって耐えながら、黒板の上にある時計の文字盤を睨む。一分一秒でも早くこの地獄のような時間が終わってくれますようにと心から祈るが――無情にも分針はテスト終了までの残り時間をゆっくりと刻み続けるばかりだった。
 黒板に記されたテストの試験時間は、何度確認しても10時50分。まだ20分以上残っている。途中退室が認められていない以上、六花は教室から出られないのだ。
 中学校にあがって初めての中間テスト――前の学校のテストとは全然違うプレッシャーの中、六花の神経はますます追い詰められてゆく。
 答案はまだ半分も埋まっておらず、しかも計算問題のほとんどが意味不明でとんちんかんな解答を弾きだしていた。このままでは赤点回避も難しそうだが――いまの六花はそんな事は些細な問題だった。
(お願いっ、はやく、はやく終わってよぉおっ!! で、でちゃう、オシッコ――オシッコでちゃうぅうう!!)
 一刻も早く、トイレに行きたい。オシッコしたい。ただそれだけだ。
 中学生にもなってオモラシなんて、女の子には絶対に許されないことだ。
 ましてすぐ隣にはサッカー部の沢田くんがいるのだ。もしそんな姿を見られたら、明日から生きていられない。
 数学の問題用紙を見て難しい顔をして考え込んでいる憧れのクラスメイトに気付かれないように、六花はきつく膝を交差させ、腰をなるたけ静かに揺すり続ける。
 どうしても荒くなる息を押さえ込み、教卓に座る監督の先生を見た。
 分厚い胸板に広い肩幅。陸上部の顧問もしているという男性教諭――2年生の担任の先生だった。不正がないようにじっと教室内を見回す鋭い視線は、じっと真正面から向き合うのも怖いくらい。
 同じ部屋に居るだけで、内気な六花はただでさえ気後れしてしまって何も言えなくなる。
 先生と視線が合いそうになり、六花は慌てて顔を伏せた。
(っ、お手洗い……っ、だ、ダメぇ…!! がまん、我慢んんっ……)
 同時に押し寄せた強烈な尿意に、少女は身を強張らせた。
 じんじんと熱く疼く股間が、またじわりじわりと恥ずかしい雫を滲ませ、ぱんつに噴き出した湿り気がどんどんと大きくなってゆく。内腿に広がる濡れた感触を誤魔化そうと、六花は激しく腿を擦り合わせた。
 言えない。言えるわけがない。
 入学式から1カ月半。ようやく名前と顔が一致するようになったクラス全員の前で。誰もお喋りもしていない、緊張の中で、手を上げて――先生、おしっこがしたいです、おトイレに行かせてくださいだなんて。
(言えるわけ、ないよぉ……っ!!)
 思春期の少女らしい潔癖な理性が、繊細な羞恥心が、少女の前に大きく立ち塞がる。
 時計の針は絶望的なまでに遅い。脈打つように下腹部が疼き、下半身全体が言うことを聞かず、小刻みに震えだしていた。
 トイレを我慢しすぎた下腹部はじんと鈍い痛みすら走り、目はちかちかとして、頭の芯がぼうっと熱い。感覚の麻痺しかけた足の付け根から、またしゅるしゅると恥ずかしい水音が漏れてゆく。
(っあ、だめ、ぇ、ぇえっ……)
 椅子の天板にちいさな水たまりが広がり、さらにそこから雫が溢れ落ちて、ぽたぽたと床に垂れてゆく。いよいよ始まった、本格的な崩壊までのカウントダウン。
 ヒビだらけの乙女のダムが、貯水量の限界を超えて決壊をはじめようとしていた。
 残り時間18分。
 人生最大の危機、答えの出ない試験問題は――なお続く。



 (初出:書き下ろし)
[ 2012/04/15 00:31 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)

公園の前で 


 たんっ、たたんっ、左右に踏み交わされる羞恥のステップ。
 スカートを思い切り握り締めて、噛み締めた唇。前屈みの姿勢で後ろに突き出された腰は艶めかしくくねり、タイツに包まれた太腿は一時も休まることなくすりすりと擦り合わされている。
(はやく、はやくっ、早く早くはやく、はやくしてぇッ……!!)
 切なげな表情を浮かべ、息も荒くぎゅうぎゅうと身体をよじりながら、和美はじっと横断歩道の先へと視線を凝らす。もう何十回確認し直したかもわからない、歩行者信号の色はやはり赤のまま。
 脚の付け根で、酷使され続けた括約筋が限界を訴えている。ぱんぱんに張り詰めた下腹部の奥、はち切れんばかりに膨らんだ乙女の水風船が、ぶるりと震えた。
「っ……ぁ……」
 じゅんっ、と下着の奥に滲む感触が見る間に湿り気を広げてゆく。断続的に収縮と弛緩を繰り返す排泄孔に伴って、恥骨に走る甘い痺れが耐え難い排泄の誘惑を繰り返す。
(だ、だめ、だめ、我慢っ、我慢っ、っが、まん、しなきゃ……っ!!)
 その場にしゃがみ込んでしまいたくなるのを和美は歯を食いしばり、耐えた。
 形振り構わず排泄の出口を押さえこみ、ありったけの力を込めて握り締める。行き場を失くしてなお暴れまわる尿意を、なんとか身体の中へと押しとどめようと、残りわずかな気力を振り絞る。
 おなかの中で、もうこれ以上膨らみようのない場所が、むりやり引き伸ばされていくような寒気と不快感――そしてそれを遥かに上回る、猛烈な排泄欲求が押し寄せる。
「ん、ぁ……っ」
 中腰、前屈みの前傾姿勢のまま、交差させた膝を小刻みに震わせて。
 津波のような尿意を、奇跡的な集中力で乗り越えることができた。
(っは、はやく、はやく、っ、はやく、トイレ……っ!!)
 和美は切り替わった信号と共に、横断歩道を走り出した。全速力とはお世辞にも言えない、内股へっぴり腰のよちよち歩き。一歩ごとに揺れる身体と共に、たぷんたぷんと下腹部の中身が揺れて波打ち、脆く弱り果てた水門へ危険な振動を響かせる。それでも、和美は前へ前へと一心に目的地を目指した。
 ここから一番近い『オシッコの場所』――市民公園の公衆トイレへと。
 よろめく足で何度も立ち止まり、スカートをぐいぐいとねじり上げ、時にはたまらずしゃがみ込んでしまい、踵をタイツの上から直接股間に押し付けて。じゅっ、じゅぅう、と溢れだした熱い雫で、黒タイツ奥の下着を湿らせながら。
(と、トイレ……トイレ、はやくッ、トイレ……ッ)
 股間にちりちりとむず痒い痺れが走る。じわじわと容赦なく押し寄せる尿意は果てしなく、覚束ない脚がもつれそうになる。スカートの中の被害は甚大なもので、和美の足元には点々と、歩いてきた方向を指し示すように、水滴の痕が続いていた。
 タイツの色合いが黒だったことで、その被害は辛うじて人目に止まらないものではあったが――
「は、はっ、ぁっっ……くぅ、ぁ……んんっ……」
 もじもじ、くねくね、まるで子供のように全身で尿意を訴えながらの、おしっこを我慢の行進。気の遠くなるほどの間、もう駄目とくじけそうになる心を必死に奮い立たせて、懸命の我慢を続けてきた和美だったが――
 ついにその目的地、市民公園の入り口へと辿り着いたところで限界が来た。
「ぁ、っあ、あ……!!」
 待望の、おしっこのできる場所――公園の公衆トイレ。
 しかし、その建物まではまだ遥か遠い、公園の入り口で。堪え続けてきた尿意は、限界を迎えてしまった。
(だ、ダメ、まだダメっ、トイレじゃ…っ、……ここ、トイレじゃないのに……っ!! )
 しかし、そんな叫びも空しく、少女の股間はもはや辛抱できずにじゅぅ、じゅじゅじゅぅ、と熱い雫を噴き上げる。
 和美は鬼気迫る形相で、公園入り口のすぐ横にある、茂みの中へと駆けこんだ。
「ッ、~~~……っ!!」
 周りを見回している余裕などない。スカートの前裾を絞りあげるように捲ると、もう一方の手でタイツの上から下着の股布部分を掴んで強引に下へ引っ張った。
 深く下ろした腰の下、わずかに少女の肌が覗くと同時、和美の秘所から猛烈な勢いで水流が迸る。
「っあ、……っ」
 しゃがむ暇すらなく始まってしまったオシッコは、地面に大きく孔を穿つ勢いで放たれた。
 蛇のようにくねる水流は、膝のあたりに引っかかった下着にまで飛沫を飛ばし、じゅじゅじゅぅうと焼けた鉄に水を掛けるような音を響かせながら地面に叩きつけられる。
 身体の底、一番大事な場所に開いた、恥ずかしい女の子の孔から、溜まりに溜まった熱水が噴き上がる。
「はぁああ……ぁあ……」
 大きな溜息と共に和美の背筋を、尿意から解き放たれた解放感が駆けあがってゆく。



 (初出:書き下ろし)
[ 2011/12/23 01:47 ] 小ネタ | トラックバック(-) | コメント(-)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。